2007/06/18

シャドウ・ワークス(序)

はじめのほうの内容です。

◎「序論」
本書は、「影の経済」の出現について論じている。

わたしがこの「影の経済」という用語を造りだしたのは、金で活動を算定する部門から締め出されていて、しかも産業化以前の社会には存在していないような人間の活動について議論するためである

シャドウワーク:賃労働と同じく近時の現象であって、しかも商品集中社会の在続にとっては、賃労働よりも根源的なものとさえいえる。P3

人間生活の自立と共存を思考する民衆の文化に典型的に見られるウァナキュラーな(その知の暮らしに根差した固有の)活動とこの「シャドウ・ワーク」という名の活動とを区別することは、私の研究のなかで最も難しいが最もやりがいのある箇所となる

自助:自律的な生活、またはヴァキュラーな生活とは反対のもの:P3

シャドウワークとヴァキュラーな領域とを区別することは、たんに学問的に重要であるだけではない。この区別を行なうことは、成長への限界づけに関する人々の議論が、いままさに第3段階に入りつつあることを理解するために欠かせないことなのである

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